宅配便130年戦争

宅配便130年戦争 (新潮新書)

宅配便130年戦争 (新潮新書)



運送業の歴史の本。



宅配便が整ってきたのは1980年代からだそうで

それ以前はとんでもなく不便だったようです。



いまの宅配便はすばらしいですね。

一個一個を追跡できるし。

慣れてしまってますが、よく考えるとすごいことです。



途中から、郵便vsヤマトの戦いの話になります。

郵便はずるい、とヤマトが文句を言ってきた歴史です。



郵政民営化といってもまだまだ国から優遇されているようで

ヤマトとしてはなかなか対抗できていないそうです。



特に、手紙などを届ける事業に参入するには

約10万個のポストを設置しなければならない、というのがひどい。

結局、参入するなと言っているのと同じです。



郵便を民営化するけど、つぶれちゃ困る。

この中途半端さが問題を引き起こしてるみたいですね。



「官」vs「民」問題の一側面を知りました。