宅配便130年戦争
- 作者: 鷲巣力
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
運送業の歴史の本。
宅配便が整ってきたのは1980年代からだそうで
それ以前はとんでもなく不便だったようです。
いまの宅配便はすばらしいですね。
一個一個を追跡できるし。
慣れてしまってますが、よく考えるとすごいことです。
途中から、郵便vsヤマトの戦いの話になります。
郵便はずるい、とヤマトが文句を言ってきた歴史です。
郵政民営化といってもまだまだ国から優遇されているようで
ヤマトとしてはなかなか対抗できていないそうです。
特に、手紙などを届ける事業に参入するには
約10万個のポストを設置しなければならない、というのがひどい。
結局、参入するなと言っているのと同じです。
郵便を民営化するけど、つぶれちゃ困る。
この中途半端さが問題を引き起こしてるみたいですね。
「官」vs「民」問題の一側面を知りました。